ティッシュ配り

街頭でよくティッシュを配っているが、あれにも上手・下手がある。その基準となるのは、「合気」かどうか、配る人と街の人の「間合い」が合うかどうかである。

ティッシュを差し出してくるのが遅かったり、早すぎたりすると、こっちの手が自然にティッシュに伸びていかない。ティッシュが欲しいとか必要だといった前条件がないと、手を伸ばしてまでもらおうと思わない。その時でも、自分の意思を働かせて、無理に手を伸ばさなければならない。

一方、間合いが完璧だと、こちら側の条件がどうであれ、無意識反射で手が伸びる。街のティッシュ配りのお姉さんを観察しても、その辺を感覚的に分かっている人は、次から次へとティッシュが配られていく。間合いが下手な人は、まさに行き当たりばったりのティッシュ配りになって、非常に効率が悪い。おそらく彼女達はノルマがあって、~個ティッシュを配って来なさいという事で、街に出ているのだと思う。そしたら、短い時間で済めば効率よく仕事を果たせることになるのだが、その味噌は「間合い」にある。

つい数日前、神戸三宮で丁寧に頭を下げて、「宜しくお願いします」と言いながら、ティッシュ配りをしていた人が居た。私はその近くを通りすぎようとしていたのだが、私が横を過ぎ去るってしまうかという瞬間に、「お願いします」の声とともにティッシュが伸びて来た。「それじゃタイミングが遅すぎるやろ。ケツ(尻)にティッシュ差し出してどないすんねん。」って思いながら、通り過ぎ去るをえなかった。ちょっと先まで歩いてから振り向いてその人を観察していると、やっぱり全ての人との間が悪い。礼儀正しいのはとても良い事だが、丁寧に配ることに意識が行き過ぎているのか、ティッシュ配りの職人技が身に付いていない。礼儀もマニュアルに書かれてある通りにしているのではないか。ただ頭を下げて配ればいいってもんじゃない。

「合気は出会いである。出会いは合気である。」人の運命的な出会いも、合気そのものだと思う。お互いの意識がピッタリくる。間合いが成立すれば、関係も成立し、上手く運ぶ。武道のいいところは、それを身を持って具体的に体験できるところでもある。

ティッシュ配りも立派な修行の行になるし、私達の身の周りにも間合いの変化一つで、展開や状況がガラッと変わってしまうものが、山ほど落ちているのではないかと思う。間合いのズレてしまっている事はないかと、振り返って色々試みてみるのもいいのではないか。
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by somaticcoach | 2006-02-16 11:26

エリマキトカゲ

エリマキトカゲの行動学

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by somaticcoach | 2006-02-15 09:12

ここでは種を明かさないが、ある方との会話がきっかけになり、今日、身体構造の進化の過程をじっくり見つめていると、あるカラダの法則の更なる解明(?)に繋がった。

人間の身体操作の中で、また一つ明確な理由付けできることになった。そして、だからこそごまかしのない精妙な動作のコントロールを要求していくことに繋がっていく。そうしないとカラダの設計にそむき、負担をかけ続けることになる。
同じ動作でも、その動作を行う意味合いが増大することになった。この動作は達人の身体操作の一つである。今まで、『効くから』『力学的に合理的だから』という程度の現実的検証による見解しかなかったものが、『人はこうして出来上がってきたからだ』というはっきりした証拠が浮かび上がってきた。大きな前進と言える。

それと、なぜ人間の力学的な要が腰であると言われるのかも分かった。勿論運動力学的分析によって証明可能なのだろうが、進化論の見地からも説明がつきましたよ。偉そぶっている人は、「腰は、月(にくづき)=人の要なんだ」と言ったりするけど、それ以上何もわかっていない。

私のプログラムからは見た目の動きの派手さがドンドン失われて、地味な作業の繰り返しと積み重ねの方向に向かいつつある。派手物好きの世の中と逆行するのは、気分の良いものだ。
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by somaticcoach | 2006-02-15 00:04

稽古日誌02/14/06

全て組み稽古
1)掌でのFEEL & CONNECT
2)合気挙げ:ストレスの方向への前腕-肘のライン取りと肘の操作による返し
3)腕の受動的内捻りからの返し:肩-肘-手首の順番で一つ一つ丁寧に行う
4)腕を絞りきめられている時、腕の開放緊張-弛緩による脱出
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by somaticcoach | 2006-02-15 00:00 | 稽古日誌

ダチョウだって

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欠伸をする。私達も一服して欠伸してみないか?
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by somaticcoach | 2006-02-13 14:52

左手と右手

左手は腰に繋がり、右手は腹に繋がる。
日本の伝統文化の左右の手の使い方には、この違いを認識した上での作法や身体操作が盛り込まれている。何で昔の人はこういうことがわかっていたのか、不思議でたまらない。だから、仕事をするのが右手、型や姿勢、そして、心をも支持し安定させるのは左手の役割になる。ただ単に、「利き手」だからという理由ではない、何かの法則によって決定付けられている。単にそれが体が持つ事実だからという説明を越えて、解明していきたい。自然の宇宙の法則によって定められた一つの真理(身体原理であり、生命の智慧)であるが、私たちにとっての謎であるわけだから。

馬の走法に顕著である(犬や他の四つん這い哺乳類にも見られる)が、『手前』というものがある。片前脚を常に前にして走る。直線を走るときでも左右を均等に使わない。ここにもヒントが隠されているような気がしている。

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私のカラダを知るという目的は、今はこういった世界に向けられている。基礎科学を見ていても、目にはっきり映らないものを見ようとしている。こうなってくると自分が今まで身に付けてきた常識じゃ通用しないという、(自分にとって)訳の分からない面白さが広がってくる。
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by somaticcoach | 2006-02-13 14:09

禅心:無

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猿はどこかの温泉TV番組のような能書きは吐かない。『お湯がまろやか、肌にいい、リュウマチにいい・・・・。だまれ、頭でっかちな観念動物の人間達よ。そんなことはどうでもいい。ただただ、enjoyしてみんかい。見てみな、こうやるんだよ。気持ちよさってのは、黙って全身で満喫するもんなんだよ。さあ、あんさんもやってみなはれ。ババンババンバンバン。』
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by somaticcoach | 2006-02-10 20:04

働くパパ

久しぶりに父の働く姿を見学することができた。十何年ぶりで。アメリカに行く前、それ以前の日本で神戸を離れ一人暮らしをしていた数年間以来だから、随分前に見学して以来だった。

働くパパはかっこよかった。昔、忌野清志郎さんの歌(『パパの歌』)であった文句であるが、そのものであった。そういえば、CD持っていたはず。

後姿、横姿、その姿全てに、この仕事にかけてきた歴史が見て取れた。この仕事で自分自身を支え、家族を支え生きてきたぶっとい年輪を感じた。こんな言葉では全く言い尽くせないものがあるのを感じさせた。一挙手一投足までもが感慨深かった。自分がどんなに偉そうな事を言っても、この人には敵わないってことを、その姿で見せ付けられてしまった。私という命が誕生する前から生きてきた人の人生の奥深さ、懐の深さが物語られていた。

今の子供達は、自分達のそんな父の姿を見て欲しい。そうするとチャランポランに生きていることが、本当に恥ずかしく感じると思う。できれば、そんな父の姿を見ることができるように計らうのは、すごい教育になる。もし、チャランポランに生きていなくても、働く父の姿を見る機会があれば、見に行って欲しい。感じるものが溢れてきて胸一杯になるだろう。凄い財産になる教育だと思う。子は親の背中を看て育つ。こんな御時世だから、子が親の背中をみれる環境や機会が、凄く大切に思う。今、そういうチャンスが希少になっているのも、子供が曲がっていってしまう要因の一つだと思う。それに、子供にみられなくなった大人も曲がって行ってしまっている。合わせて親子共々おかしな方向へ向かっている。

是非、目に焼き付けて欲しい。30を超えたおっさんが、60を超えた父親の姿にさえ感動できる。
働くパパはカッコいい!
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by somaticcoach | 2006-02-10 18:31

言葉との出会い(3)

『運を開くにはいくつかの条件が、そろわなければなりません。「天の時、地の利、人の和」を得ることです。』

「全開放の型」というものを武の師から授かった。私のスタジオプログラムSomatic Wellnessで行うし、行く行くはSomatic Coaching養成プログラムのカリキュラムの中にも入れていこうと考えている。この型を通して、型に秘められた思想であるとか、理念であるとかを具体的に体感して行こうと、日々この型の稽古を行っている。そこで出会ったこの言葉に響きを感じた。天と地と人と繋がることが、開運条件であるとは・・・。

運がないと嘆いている方がもしいらっしゃるならば、自己と大自然の繋がりを見直してみてはどうか。

宮本武蔵もこう言っている、『動中に静を、静中に動をさぐり、人間本然の心に反発することなく、渾然一体となり、天と地とも人は融合すべきである』。運は天下の廻りもの。だとすれば、大自然や宇宙と一体となることが運を掴む近道であるというのは、素直に納得できる。
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by somaticcoach | 2006-02-10 00:32

Combined Section Meeting finished yesterday and we feel like we've won the Super Bowl of exhibits. That's 2 meetings in a row where we're told our exhibit had more trafffic/interest than any other. That happened at the Private Practice meeting months ago in Phoenix and now again this weekend.

APTA(アメリカ理学療法会)のセクションミーティングが昨日終了したが、Super Bowlを制した気分である。数ヶ月前のPhoenixで行われたAPTA PT個人開業セクションミーティングでのデモに続いて、二つのミーティング連続で大反響だった。

At times we had nearly 2 dozen practitioners watching as Ernie Quinlisk, PT and Leslie Howard, PT helped me demo and treat nearly two hundred in the course of 3 days. I'm not braggin'.....just want you to know you've made a great decision to be on board early with PRRT as the buzz is beginning to grow.

Johnを手伝ったErniw QuinliskとLeslie Howardが三日間で約200人にPRRT治療をデモするのを、見学する人だかりが出来ていた。あなた方がPRRTにコミットするという非常にいい決断をしたと思っている。PRRTの噂はもう広まり始めているのだから。大きな波はそこまで来ている。

I treated over a dozen people with some serious pain problems.....all were at least 75% or greater improved and most were pain free. I know Ernie and Leslie told me they had similar results.

John自身は約12人の困難な痛みの問題を抱えている人を治療した。全員が最低でも75%以上の痛みの軽減を体験し、12人のうちのほとんどの方がその場で痛みが完全に解消された(デモで費やす治療時間は一人約5分です。これは、5分の治療での患者になった人の主観的申告による変化結果です)。ErnieやLeslieも同様の結果を報告している。

For the evidence based research practitioners, you'll be happy to know we now have 3 instructors from 3 more PT schools who've promised to work with us along with several prior ones to begin to build the EBR our profession demands......THANK GOD we'll soon not be hearing that rap given the results you and I know we get.

科学的証拠に基づく実践を行う医療関係者にとっても、朗報がある。今回のPRRTデモの結果、3人のPT school研究者・教授がそれぞれの研究機関で、PRRTの研究を行うことを申し出でおり、それ以前までに興味を持った数人の研究者とあわせて、PRRTに関する科学的に臨床実験を行う準備体制も着々とまとまりつつある。我々はアメリカ全土にいるPRRT Practitionersによる普段の臨床から、研究の結果はすでに推測できるが、それが明らかな形で実証され、世に公表されていくことは心強い。

My 2 hour talk on fibromyalgia was a big hit. Many of the nearly 200 who attended came up to me and told me how much they enjoyed/benefitted from what I shared. I ran out of time for Q & A and demo's so that was unfortunate. I'm going to collect all my thoughts and put together an even better synthesis of what's known about FM and let you know when it's ready as the information I'll share will "rock" the boat on what we thought we knew. Much of the information will help you with other pain issues too so it'll be of tremendous value and information you'll not find anywhere else no matter how much you search.

Johnの二時間に渡るFibromyalgia(線維筋痛症)に関する発表も大きな当りがあった。プレゼンの後、約200人の参加者が押し寄せ、Johnにプレゼンの感想・コメントを述べたり、質問を浴びせたりする反響ぶりであった。質疑応答やデモにかける時間が十分でなかったのが残念であった。これから線維筋痛症に関するものをまとめて資料を作成し、それらを皆さん(PRRT practitioners)に提供するつもりである(一般公開ではありません)。その内容のほとんどは非常に価値があり、どんなに自力でリサーチしても見つけることは出来ないでしょう。

Let me close with these remaining thoughts please......
Vonnie, Craig and I can't thank you enough for being a believer in my life's work.....PRRT. While I truly believe someday PRRT will become the "gold standard" for initial assessment and treatment of pain for you to "see" the power of this work this early makes you a visionary. For this and you're commitment to excellence with your practice/patients, we thank you with all our hearts(vagus). We couldn't have come this far without you and ask for your support and prayers in the future as PRRT continues
to evolve and grow.

感謝の言葉云々・・・・・・・・

God speed
John
PRRT Homepage

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PRRT開発者John Iamsからの報告でした。今回のAPTA(アメリカ理学療法会)のCombined section meetingでも、爆発的な興味を注いだみたいでした。さらに3人のPT schoolの研究者・指導者達がPRRTのリサーチも行いたいと申し出てきたそうです。ただの実践結果による痛み治療のアプローチの決定だけではなく、“科学教的な(科学的に解説されて始めて動くような)”人達にとっても、アメリカでEvidence Based Practice(証拠に基づく実践)におけるスタンダードに組み込まれていく日もそう遠くないかも知れません(特に整形外科系・スポーツ障害系・ペインマネージメントの分野において)。

それから何年たって日本の方が恩恵を受け始めるていくのだろうか。それとも・・・。いち早くPRRTを学んで、クライアントの役に立てていきながら先駆者的な役割を担っていくのか、相変わらず流行になってから行動を起こすという国民性の通りに任せ、後追いのアクションを起こすのか。機会はすぐそこにあります。

5月か6月に日本での第一回のPRRT Basic Seminarを開催したいと思っています。もちろん興味ある人あってのセミナーですから、参加者なしではセミナーは行えません。興味のある方は今すぐ私にコンタクト(somaticcoach@hotmail.com)をとって下さい。なお自分達の施設でセミナーを開催して欲しい方や治療のデモを受けてみたい方は、随時受け付けています。デモの場合は、あくまでもデモなので、その内容やからくりを説明するわけにはいかないことに同意してください。尚このセミナーはPT(理学療法士)以外の医療関係者にもオープンしています。Take action, now.
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by somaticcoach | 2006-02-09 13:57