病理的反射反応パターン (Reflexes of stress) Thomas Hannaの定義

ソマの記憶喪失によって引き起こされるストレス反応は、神経筋緊張やホールディングを局所だけに起こすのではなく、全身にある一定の予想可能なパターンで表現されます。そのため、ズームイン(迫ること)・アプローチでは局所や患部のみに囚われ、問題の本質を見抜けることはできません。ズームアウト(引くこと)してのみ「統一体」を観察でき、カラダのすべての要素がどのように調和、または、不調和しているかを見ることができ、問題を解決に導くことができます。Thomas Hannaは以下の3つのホールディングパターンを紹介しました。: Red Light Reflex、 Green Light Reflex、 Trauma Reflex。一般的には、ほとんどの人が三つのパターンが混ざり合った状態です。このパターンを見抜いて始めて、しっかりとしたリハビリ、フィットネス、コンディショニングの計画が立てることができます。

老化という社会通念がありますね。しかし、「歳のせい」にしている様々な徴候が、実は、長年に渡ってカラダを誤って使ってきた結果、構造的や生理機能的歪みが大きくなりすぎて快適に動けなくなったためであります。身体を徐々にすり切らせた結果、本来の復元力がなくなり、ボロボロになっていくのです。老化は歳月の経過からくる避けられない身体の退化ではなく、カラダの内外に緊張と硬直が蓄積された結果です。私達の生活は、ストレスや緊張にすっかり巻き込まれているため、従来(生来)の若々しさが影をひそめてしまうのです。問題はそれに気づいていないこと、そして、自分が気づいていないことさえも気づいていないことなのです。

ストレスの影響で脳幹と脊髄で不随意的にカラダの姿勢・筋緊張・動作パターンを支配してひまっています。しかも、脳幹にプログラムされている有機的な生体機能や運動機能は抑制されてしまい、病理的な反射反応が猛威を振るっています。また、意識のセンターである大脳と不随意神経系の間の適切なバランスが取れておらず、条件反射が身体を支配し、身体が本来の能力を発揮できていない状態になっているのです。
by somaticcoach | 2005-09-27 00:49 | Somatics